ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

休日の優先席

 行きの電車。右から40代の女性、マニキュアなんかしている女子中学生、40代男性、50代後半の女性、というラインナップ。皆さん、周辺で吊革につかまっている何人もの人を見まいとしているというか、知らん顔。一番左の50代の女性が降りて、ほぼ同年代の女性が座ろうとして私に譲ってくれようとしたけれど、明らかに私の方が元気そうで、「どうぞ」とお譲りした。他の三人は見えない、聞こえない。
 帰りの電車で私は優先席に二つの空席を発見したので、座った。向かいの4人席の左二人は50代前半と覚しき夫婦でその前に小学校高学年らしき息子が立っていた。その右に20代後半の女性が座っていた。一番右端の人が降りた。20代後半の女性が気を利かせて右端へ移動した。立っていた男の子がそこへ座った。なんの挨拶もなかった。譲った方はどう思っただろう。その子どもの両親は何もいわなかったけれど、なんで「お礼を言いなさい」と教えないんだろうか。
 途中から幼児を抱えた30代のお父さんが乗ってきたので、私は席を譲り、普通の席に空席があったのでそっちへ移った。そのお父さん、結局座らなかった。

 みんなして周囲へは知らん顔が普通の状態になった、美しい国です。