台湾の中華民国と国交がある国というのはもはやたったの20カ国となってしまったのだそうだ。あのパナマですら中華人民共和国に寝返った。運河通過実績が既に二位なのだそうだ。そりゃそうなる。じり貧だ。じり貧だけれど、頑張っている。女性リーダーが頑張っている。
日本は田中角栄が日中国交正常化といって周恩来と握手した時に、中華民国を見限った。大使館は亜東関係協会と成り下がった。それでも日本人は企業の慰安旅行だといって押し寄せて、北投温泉で買春していた。当時、韓国ででもキーサンパーティーだといってそんなことを繰り返していた。見下していた。今でもそんな感情を払拭できずにいるといって良いんじゃないのか。特に爺さん連中はそのままで平気でいる。
本当は肝胆相照らす間柄だったはずなのにねぇ。あっちから文化文明は全部もらってきたのだし、ずっと憧憬の目を持って見ていたはずなのにねぇ。いったいいつからこの島国の連中は彼らを見下すようになったのだろうか。
武力を手にした時からではなかったのか。暴力は人間の感情を変えるのではないのか。だから暴力を永遠に追放しようというのではなかったのか。権力に暴力を持たせてはならないのではないのか。