都議選選挙運動最後の日でございました。これまで3-4回、小学校の体育館で開かれた個人演説会にしか顔を出さなかった安倍晋三が秋葉原にやってきて、千代田区の自民党候補の応援演説をしたんだそうです。普通のテレビが中継するわけもなく、ネット上で流れていた中継で見ていました。現場にはかつて国会議事堂前で風船で持ち上げられていた「安倍辞めろ」幕を持ってきた人たちがいて、一斉に「安倍辞めろ」「帰れ」コールを繰り広げておりました。そこへ籠池夫妻まで現れたんだそうで、ふたりは自民党の人間なのか、警察の私服なのかわからないけれど、阻止されておりました。
「止めろ」幕は街宣車の上から見えなくなるように、自民党の人たちが青年局と書いた青い幟を何本もかざして覆ってしまいました。丸川珠代が司会をして、石原伸晃が喋ったあとに安倍晋三がでてきたら、こりゃ大変です。ワンワンと。
しかし、NHKのニュースで見ると、すっかりこんな抗議の声は消えております。どうやら、安倍晋三が持っていた二本まとめたマイクのうちの一本はNHKのものなのかもしれません。演説の中で安倍晋三は抗議の人たちを指さして「こんな人たち」呼ばわりをしていましたけれど、もちろんNHKではそんな言葉はできませんでした。
この時の街宣車に垂らされた幕には「内閣総理大臣・自民党総裁・安倍晋三」と書かれていたわけですが、これは先日の稲田朋美の「自衛隊、防衛省、防衛大臣として」と同じ轍を踏んでいるのではないでしょうか。明日以降、警察が公職選挙法違反として取り締まりに・・・でるわけないか。なにしろ、行政の長だもんな、安倍晋三は。