加藤陽子著「戦争まで」を入手していながらろくすっぽ読んでいないものだから「戦争調査会のことを認知していなかったのは迂闊だった。
幣原喜重郎が始めたものだけれど、たったの10ヶ月ほどで解散されてしまったけれど、40回の会議を持ったという。全15巻の報告書が編まれているというが、そのうちと思われる三巻が復刻されているらしい。しかし、この時代にそれを読む人が果たしているんだろうか。
これまた
講談社現代新書だけれど、つい先日、他の本を読んでいて、そうだなぁ、なんでかつてのお公家さんが良く出家していたのに、
天皇家は仏教色がなくて、いわゆる
神道なんだろうと気になっていたところに、本屋の店頭でこの本を見つけて、こりゃ面白そうだと手にしてしまった。
明治天皇皇后が祀られている
明治神宮に毎年初詣だといって多くの人が詰めかけるのは一体何に基づいているんだろうと、不思議でしょうがない、ということを思ったこともあったしなぁ。
この本のタイトルをよく見ると「
チューリッヒ」ではなくて「
チューリヒ」となっていて、
Amazonの検索に引っかからないというトリック。もっと鉄道に特化した話かと思ったら、結局観光案内所的総花の趣。この歳にしてスイスにはまり込むと、かなり危険だという匂いがする。
「歩き方」を昔からいまいち信用していない私が、行った気になるかも知れない、という雰囲気を感じて入手。そういえばガイドブックをばらして読み込ませて、ほとんど読まないという習慣から脱却したい。しかしながら、ホテル・セレクションの中に
Hotel Stanfordが含まれている時点で、信頼感はガラガラと大きく崩れる。あのホテルには金輪際、二度と泊まりたくない。