ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 そうそう、火曜日に本屋の前を通りかかったときに三冊の本を手にしていたことを忘れていた。こういうことだから徐々にサイクルが遅れてきているのではあるまいかと心配になってきたりするのである。

知らないと恥ずかしい! 日本の戦争 常識のウソ

知らないと恥ずかしい! 日本の戦争 常識のウソ

 なにしろ多作の保阪正康だから今度はどんな総集編を本にしたのかと思ったら、ずいぶん毛色の変わったタイトルが付いているし、出版社は私には余りぴんと来ない「アスコム」という会社である。しかし、プロローグのQ & Aからもう直球を真っ向唐竹割でずばっと投げ込んでいる。これは一読に値すると思う。 保阪正康PHPの“10のポイント・シリーズ”は以前に「昭和史」がある。こういう作業によって、急速に失われていく当時の政治体制、天皇主権の意味、法のあり方、社会のレスポンスの様子を補完していかないと歴史すら語られる基盤が異なっていってしまうのではないだろうか。そのためには必要な作業だと思う。
ビートルズの謎 (講談社現代新書)

ビートルズの謎 (講談社現代新書)

 私はビートルズの裏話本はこれまで殆ど買ったことがないだけではなくて読んだことすらない。だから1964年くらいからのビートルズ・ファンで、ビートルズ・バンドで唄ってもいたくらいなのに、私より一回り以上若い人のビートルズ知識にもかなわないくらいである。ところが店頭で手にしてみて第2章の「シタールはどこからやってきたか」という文字を見て、思わず「そうだよ、どこからきたんだよあれは」と思ってしまったのだった。