ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

新宿

 二日連続で新宿。一週間おきにこういう週がやってくることになる。こちらも3ヶ月間のお休みを終えて、保阪正康の話を聞きに行く。今度は歴史のポイントに見る檄文を語るんだそうだ。そういえば保阪正康は1980年に「檄文昭和史」という本を出しているのだそうだ。病後の保阪正康はやつれた雰囲気だったけれど、今ではすっかり昔に戻っていて、ホッとする。もっともっといろいろ聞いておきたい。
 相変わらず聞きに来ている人の平均年齢は高く、私はひょっとすると今でも若手の部類だろうか。彼の話をもっと若い人に聞かせたいけれど、この時間では無理だろう。彼は5-6年前までは立教大学で講義をしていたことがあるのだけれど、その時、若者はどう聞いていたのか、その辺の話を聞いてみたい。
 当時、広島出身の女子学生が保阪に「自分たちは原爆による被害について小さいときから学校でも聞かされて育ってきたが、東京ではまったく同級生が知らない。非常に違和感を感じるといってきた。それほど「原爆」被害については温度差がある。しかし、それでも田舎で戦闘機から機銃でやられた人たちの戦争被害については全く見返られることがない。つまり戦争被害でも被害者に温度差がある状況をどう見るのかという提示がなされる。
帰りにBOOK-1に寄ると保阪正康の新書が出ていた。

池田勇人の「所得倍増」の14年間を終戦までの14年間と共に語る保阪正康の切れ味をご覧あれ。

もう一冊はこっち。

バカな自己責任論なんかに振り回されて現場の実態を覆い隠してしまった責任は片山さつきにあると私は考えているけれど、若い著者の現場からの報告をきちんと捉えておかなくてはならない。現場からどんどん発言して欲しい。片山さつきを追い落とそう。

お昼休み

 さすがに軍隊は凄い。新宿で「USAF Band of the Pacific-Asia」が昼休みコンサート。あの炎天下である。軍隊じゃなくちゃ耐えられない。それにしてもリズムセクションはちゃんといるけれど、ブラスはこの省エネ編成ながら、きちんとした音を出しているのはさすが。こっちはそそくさと帰宅。