二日連続で新宿。一週間おきにこういう週がやってくることになる。こちらも3ヶ月間のお休みを終えて、保阪正康の話を聞きに行く。今度は歴史のポイントに見る檄文を語るんだそうだ。そういえば保阪正康は1980年に「檄文昭和史」という本を出しているのだそうだ。病後の保阪正康はやつれた雰囲気だったけれど、今ではすっかり昔に戻っていて、ホッとする。もっともっといろいろ聞いておきたい。
相変わらず聞きに来ている人の平均年齢は高く、私はひょっとすると今でも若手の部類だろうか。彼の話をもっと若い人に聞かせたいけれど、この時間では無理だろう。彼は5-6年前までは立教大学で講義をしていたことがあるのだけれど、その時、若者はどう聞いていたのか、その辺の話を聞いてみたい。
当時、広島出身の女子学生が保阪に「自分たちは原爆による被害について小さいときから学校でも聞かされて育ってきたが、東京ではまったく同級生が知らない。非常に違和感を感じるといってきた。それほど「原爆」被害については温度差がある。しかし、それでも田舎で戦闘機から機銃でやられた人たちの戦争被害については全く見返られることがない。つまり戦争被害でも被害者に温度差がある状況をどう見るのかという提示がなされる。
帰りにBOOK-1に寄ると保阪正康の新書が出ていた。
- 作者: 保阪正康
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/07/12
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (2件) を見る
もう一冊はこっち。
- 作者: 今野晴貴
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/07/10
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (13件) を見る
お昼休み
さすがに軍隊は凄い。新宿で「USAF Band of the Pacific-Asia」が昼休みコンサート。あの炎天下である。軍隊じゃなくちゃ耐えられない。それにしてもリズムセクションはちゃんといるけれど、ブラスはこの省エネ編成ながら、きちんとした音を出しているのはさすが。こっちはそそくさと帰宅。