最近は大型クルーザーに乗っていく旅行が随分身近になってきましたよねぇ。というのも、多くのクルーズ会社が日本近海のクルーズが段々商売になってくると読んでいるということがあります。多分中国人もクルーズに乗り始めてきたのではないでしょうか。意外にオーシャンクルーズが高くないんだということが認識されてきた面もあるかも知れません。安いクルーズでは一泊1万円という短期クルーズはさほど珍しいものではありません。
日本では大きな船が来ると何でもかんでも「大型豪華客船」と云ってしまうので、ちょっと見にはさほど差がないように見えますが、その実、客船会社によって大きな差があります。これが北米を市場とするクルーズ業界でははっきりとそれが見て取れます。特にカリブ海クルーズや西海岸クルーズではそれが顕著です。いわゆる大衆向け、家族向けクルーズとそれ以外との差はかなり大きいという気がします。例えばMSCクルーズの来年2月16日マイアミ発7日間カリブ海クルーズでは窓のない部屋ですが、なんと489ドル、つまり70ドル/日で、売りに出ています。なんだかどこかのビジネスホテルに泊まるような料金ではないでしょうか。しかも、三食付きです。これが間際になってくるともっと下がります。今月下旬の7日間クルーズではもはや400ドルを切るものすら散見されます。
阪急旅行社は高級クルーザー(本当の意味での)をチャーターした南極クルーズを宣伝していますし、ジャパネットが来年6回分の日本一周クルーズを買い取って宣伝しています。日本発着で、クルーズの出発港までの旅費がかからない上、お客の大半は日本人だという気楽なクルーズになるというわけです。
日本船籍のクルーザーを運営している船の中には日本人の旅行になくてはならない「大浴場」を備えたものまであります。フェリーボートかと見まごうばかり!
でも、それじゃ、クルーズに乗る楽しみとしてはつまらんと私は思っております。えぇ格好シィ〜だからでしょうかね。