ほぼ足りてまだ欲 その先

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国際結婚

 まぁ、あまりにも信頼感が崩壊してしまった厚生労働省がらみの統計で恐縮だけれど、日本の国際結婚というものは全体の3%くらいなものだそうだ。中でも「日本における」国際結婚でみると夫が日本人:妻が日本人の割合が7:3だという。
 ところが私の周囲で見ると、もうこれは圧倒的に日本人の妻と外国人の夫の組み合わせばかりである。これはもちろん「日本における」に限られていないのであって、日本を含める世界あちこちにいる私の知り合いの国際結婚だ。それも、コーケイジャンの夫+日本人の妻、である。先日もイタリア人の旦那が日本人奥さんと結婚して17年です、といっていた人に出会った。コーケイジャンの妻+日本人の夫、という組み合わせがほとんどいない。
 豪州にほんのわずか滞在した時に、学校の先輩でSydneyに赴任してきて、オージーの奥さんと暮らしているという人に遭遇した。彼くらいかなぁ。日本人の奥さん+コーケイジャンの旦那という組み合わせは、親戚にもいるし、友人の娘もそうだった。
 そういえばかつては日本の農村の跡継ぎが東南アジア人のお嫁さんを貰うという風潮がとても盛んだったことがある。当時、地方の自治体ではそうしたお嫁さんたちの相談相手に苦慮したものだ。外国人、特に東南アジア人に対して偏見を持つ日本人の、ましてや地方の農村では苦労するのは当然の結末だった。しかし、それでもフィリピン、中国、韓国、タイからお嫁さんが来てくれた。
 しかし、国家として彼らをサポートしたかといえば、ほぼしていない。全て自治体が現場で苦労してきた。もちろん当事者もこれでもかというくらい苦労してきた。この国は外国からやってくる人たちには信じられあいほど冷たい。

 あ、そうそう、そういえばテレビで「なんでこんなところに日本人!」というような番組があるけれど、あれはもちろん仕込みで、現地では「誰か出てくれる人はいないかなぁ」というような日本人会の様な集まりからの連絡があったりしているようだ。ま、あの類いの番組が仕込みでないわけがない。