ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

骨を埋める

 「この会社に骨を埋める気になって働く」という言葉がかつてあったのだ。よく考えると、いやぁ、もう侍の時代みたいだ。かつてはこういうことをいえば、「あ、アイツは本気だ!」ととられたってことなんだろうね。そうじゃない奴は腰掛けのつもりでいるって。そうそう、良く女性社員がいわれたことがあったよね。「あの子は腰掛け社員だろ!」なんてね。ふざけた話だ。今になってみたら、労働者のかなりの部分を「腰掛け社員」にしちゃってんだからね。そういう扱いにすれば、ソーシャル・ベネフィットの部分を会社は放り出しちゃって良いんだって扱いになっているからね。(病院へ行くので、ちょっと中断)。
 昨年の8月に骨粗鬆症の検査をやったらしい。やったことは覚えているけれど、いつだったのかは覚えていない。整形の看護婦さんが待合椅子に座っている私のところへ来て、「半年ごとにやった方が良い、もう半年経ったからやりましょう!」という。半年ごとにやるべきなのかどうかがわからないが、この看護婦さんは私の隣に座り、私の肩に手を置いて、こう仰る。距離が近すぎる。馴れ馴れしすぎる。この病院はどうも、やたらと検査をすすめる。年明けにはやたらとインフルエンザの予防注射をした方が良いとすすめられたけれど、断った。結果二週間前に風邪をひいた時は、やばいと思ったけどね。
 さて、私も「この会社に骨を埋めるつもりで仕事をする気があるのであれば」といわれたことがある。結果的には、「そんなつもりはありません」と答えたのだけれど、「そのつもりです」と答える奴がいると思っていたのだろうかと不思議でしょうがない。そんなことをいった奴は、多分自分が説得して私をその気にさせたといいたかったのかなぁ。
 彼はなんで私に「この会社に骨を埋めるつもりで仕事をする気があるのであれば」なんていったのかというと、50歳でもらえる二週間の休暇を、当時出向している会社にはその制度がないから、出向先に骨を埋める気があるのなら、とるべきではないということだったのだ。何をバカなことをいっているんだと、驚いたわけ。休んだって困る仕事じゃなかったからね。