ほぼ足りてまだ欲 その先

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注目

 誰からも注目なんてされるわけがない。なぜなら、こんな人は世の中に掃いて捨てるほどいるからだ。しかし、その掃いて捨てるほどいる人たち、ひとりひとりがみんなそれぞれ、不思議なことに何かを考えていて、何かを感じていて、何かをアウトプットしている。何も考えていない、何も感じていない人なんてただのひとりもいない。どんなに認知症が進んでいる人だったとしたって、必ず何かを感じ、何かを思っている。それが不思議でしょうがないけれど、実に現実なんだな。
 人から注目されるというのはどういうことだろう。テレビに映されることが注目されるということのような状況になっているけれど、そんなのはついこの前始まったことで、その昔はそんなことはなかったわけで、注目を浴びる、なんてことはほとんどなかったんだね。ということは、今現代の「注目」というのはテレビだってことになるのかな?ということはそれはテレビのカメラが注目している、ディレクションをしている人間が目を向けた、ということに過ぎなくて、それは単にひとりの人間がひとりの人間に目を向けた、ということに過ぎないよね。だとしたら、それは街ですれ違った人を私が興味を持ってみた、ということと一緒だ。だから、今度から街で見かけた人に注意を払ってみたいな。