どうも日本人には「急いでいる奴は偉い」とでもいうような価値観が昔からあるらしい。例えばコンビニの昼時って、キャッシャーの前に列が出来ているじゃない?で、私が商品を出して、お金を出して、おつりを貰って、それを財布にしまおうとするでしょ?するともうその時点で後ろの客が横からカウンターに商品を載せるでしょ?店員さんは「ありがとうございます」っていっているけれど、もう金を払った人間はどうでも良いんだとばかりに追いやられますね。これ、外国でやるとものすごく嫌がられますよ。あ、中国はどうかしらん!
どうも日本人の感覚だと、急いでいる奴が基準になっていて、のろのろやっている奴はどかしても良いくらいの習慣です。
今日もパン屋で、トレイをとって、やれやれトングに手を伸ばしていたら、あとから来た爺が私の前に積み上がっているトレイを私を押しのけンばかりにして取っていくんですよ。「なにをのろのろやってやがんだ!」という声が聞こえてきそうです。
回転寿司の会計のところで、クレジットカードを自動キャッシャーに押し込んで、PINを押そうとしているっていうのに、平気で後ろにくっついて覗き込んでいる奴が必ずいます。次回は必ず「覗き込むなよ!」といってやろうと思っています。(自信はないが・・・)。
日本人は様々な窓口でやって貰っていると、後ろの列に気を遣って、とことん疑問を晴らそうとしないで、そそくさと終わらそうとします。外国では自分の疑問が必ず解決するまでへばりついています。何しろそのために並んでいたんですからね。そして、順番については非常にフェアです。例えば、番号札を出す道具もないようなところでも、店員が「ネェ〜クスト!」っていうと、自分より先に来ていた人がいれば「あなたの方が先ですよ!」と声をかけます。この辺が東アジア人には出来ないところです。東アジア人だったらひとを出し抜いても先に行ってしまいます。この辺の差は一体何に基づいているんでしょうねぇ。