日本はすごい。世界各国の料理が食べられる。近頃、東京ではやけにインド料理屋さん、中華料理屋さんがむちゃくちゃ増えていて、ひょっとすると各町内に一つずつできているような気がする。しかし、よくみるとインド料理と言いながら、パキスタンだったり、バングラディシュだったり、はたまたネパール料理だったりする。ま、大方の日本人には区別がつくわけじゃないからそれでいいっていえばいいのだけれど、その経営者が概ねそこの出身者である。つまり日本人がやっているわけじゃない。中華料理やだって、昔から町内にある、いわゆる日本人がやっている「中華そば屋」じゃなくて、どういう経緯か知らないけれど、中国出身者がやっている。
ところが外国で広く蔓延しつつある、いわゆる「日本食」屋の新しくできているものはほとんどが日本を含む東アジア料理、あるいはもっとひろくて「アジア料理」であり、経営者が日本人だというケースは極めて少ない。「日本食」というと受けるらしい。結構お客が入っている。なんで日本人が日本食屋をやっていないで、外国人が日本料理屋をやってるんだ!といったらこれまでの日本ではほとんど日本人がそんなことをしていたじゃないかと反撃にあった。納得した。