朝鮮戦争が勃発したのが1950年6月。日本に駐留していた米第8軍は朝鮮半島に出兵する。それで日本の防衛画おろそかになる、という観点で1950年8月に警察予備隊が組織された。「人員募集は8月13日より開始され、10月12日までに74,158名が管区警察学校に入校した[2][3]。しかし、採用された隊員の全てが一律に2等警査（現在の2等陸士）に任命され、この時点で幹部隊員は事実上存在していない。」（ウィキペディア）
旧軍関係者を幹部として再招集する考えを服部卓四郎等が示したが、追放されているメンバーは除外とされ、服部も除外されたもんだから、一時、吉田茂暗殺計画なるものが取りざたされたという。
自衛隊の始まりは、朝鮮戦争だった。これが起きていなかったら、今の日本における軍隊はどうなっていたんだろうかと考えると、結構面白い。
朝鮮戦争があったから、日本経済は復興したんだというから、朝鮮戦争がなかったら日本は完全にアメリカの属国になっていたかも知れないなぁとぼぉ〜ッと考えていたら、なんだ、もうとっくに属国になってんじゃん、と気がついて、吹き出した。ということは朝鮮戦争あってもなくても同じだったということかなと。未だに沖縄は獲られているといっても良い状態だし、横田空域があって東京都の上空は自由に飛べない状態になっていることを考えたら、なにも変わっていない。未だに占領されているというのは、当たり前のことになってしまっているけれど、何しろあれからもう75年経っているんだよ。香港を英国が99年間租借したのは随分長い期間だったと思っていたけれど、たいして差はないぞ。いくらなんでもこりゃないだろう。
