ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

どうしても

 どうしてもデジタル社会にはなじめない、という世代というか、そういう人たちはいつまで経っても一定数いるわけで、その人たちが情報弱者だといってレッテルを貼ったところで、それでどうなるものでもないのです。クレジットで買い物をするのは、なんだか借金をしているのと一緒で、そんな手段を弄すると、地道な生活を営めないんだと思っているし、仲良く現金払いであれば、遣いすぎてしまうなんてこともないし、余計なお金を遣わなくても済むんだというのだけれど、もう、いくらなんでもここまで来ると、世の中には完全に置いていかれてしまう。
 クレジットカードの情報を預けることによって、一種の補償金代わりにする、ということが観光地のホテルでは当たり前だった時期がある。今では、ホテル代理店を使えば、それもなくて手配できるけれど、ただ、その信用が代理店と客の間に移っただけだ。例えば、携帯電話を買い換えるだけでも、そうした情報があり、自分の情報を携帯電話屋に預けておけば、その信用を使って、ネット上で買い物ができてしまう。しかし、現金で暮らしていれば間違いが無いといっている人たちは、こうした恩恵に浴することはない。ただ単に多少有利だ、というだけであれば、そんなわずかなメリットなんてうち捨てれば良いが、クレジットカードそのものがその人のまさに「信用度」に成り代わってしまいかねない。
 昔のままにいることが、安全、快適なままでいるということにはならないという、情けない時代なのだ。置いていかれてしまうというのは、このことを云うのではないか。