月刊みすず

　みすず書房の「月刊みすず」は毎年1/2月合併号が100人を超える人たちに前年に読んだ中から5冊以内の本を取り上げて下さい、という内容になっている。細かい文字で今年は124人の人がこれに答えている。昨年もこの号を単発で買った。今時、切手で料金を払ってくれというやり方は珍しい。まだ60人分くらいしか見ていないけれど、2020年に「読んだ」ものなので、随分昔に出版されたものをあげている人もいる。
　目につくのは証言 沖縄スパイ戦史 (集英社新書)をあげている人が複数いることだろうか。あの分厚い新書は新書界の話題になって当たり前だけれど、中身は非常に画期的なものなので、多くの人が手にしてくれると良いと、確かに私も思う。

ジョージ・オーウェル――「人間らしさ」への讃歌 (岩波新書)

　岩波新書の、このジョージ・オウェルをあげている人も複数いた。今日本屋に行ったらあったので、入手した。岩波の新書を買ったのは随分久しぶりのような気がする。