去年の初めまで、私を含めた10人ほどでヴォイス・トレーニングの会をやっていました。
テノールのお若い先生と、ピアノの方に来て戴いて、声帯の構造、横隔膜の構造から、その使い方、根本的な発声から、日常的な基礎運動、そして様々な歌を教えて戴きました。
私はこの集まりで、初めて自分の発声を見直し、理屈に合った声の出し方がわかって来かかってきていました。
これまでにも個人的なレッスンは受けたことがないのですが、グループレッスンは受けたことがありますが、本当に意味がわかって、実践ができたのは、これが初めてといっても過言ではありませんでした。
そこへCOVID-19がやってきて、それを断念してから、既に1年8ヶ月が経ってしまいました。
もうすっかり声を出すチャンスがなくなってしまい、本当に出なくなりました。
不思議なものですねぇ。
声楽家の方々が日常的に発声をやられている意味が本当に良くわかります。
現状を維持するのは並大抵ではないのがわかります。
一人でも、カラオケボックスにでも行けばその練習はできるはずですが、そのカラオケ・ボックスでも、直前に誰が入ってどんなことをしたのかわかりませんから、感染の不安は解消出来ないと思うと怖ろしくて、実行を決断することができません。
本当に勿体ないことをしたと、残念でなりません。