ほぼ足りてまだ欲 その先

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ヒットラーを思い起こさせる

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維新幹部は産経新聞の取材に「立民が逃げ回るならば党本部に乗り込む。維新を怒らせたらどうなるか徹底的に思い知らせる」と語った。(産経新聞1/25(火) 17:25配信)

ここだけ読むと、もはやヤクザの出入りである。

菅直人の1月21日のtwitter

橋下氏をはじめ弁舌は極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的。しかし「維新」という政党が新自由主義的政党なのか、それとも福祉国家的政党なのか、基本的政治スタンスは曖昧。主張は別として弁舌の巧みさでは第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす。

巧みな弁舌はヒットラー並だ、という趣旨。
実は橋下徹ヒットラーと並び称したのは菅直人が初めてではない。
石原慎太郎が2014年12月16日にした発言。「橋下徹は天才。あんなに演説がうまい人は見たことない。彼は田中角栄だね。例がよくないかもしれないけど、彼の迫力は若いころのヒトラーだよ」

 2012年11月に石原慎太郎の太陽の党と橋下徹日本維新の会が合流した。慎太郎が代表で、橋下徹が代表代行だ。そして慎太郎は17年ぶりに国政に復帰した。慎太郎はろくすっぽ都庁に出勤しなかったんだから、今から考えてみたら、今の吉村大阪府知事と良い勝負じゃないか。ところがこの合流した「維新」は一年半持たなかった。2014年5月28日、橋下徹江田憲司率いる結いの党と合流すると主張し、慎太郎や平沼赳夫改憲を目指さない江田憲司とは相容れないと云って袂を分かった。この時橋下徹は石原は歓迎だが、その他のメンバーは要らなかったとまでいったというのだ。なんと偉そうな!
 ま、慎太郎と橋下徹がまだ蜜月だった頃の慎太郎の発言だから、これは多分褒め言葉なんだろう。しかし、今のまるでヤクザのような維新の連中は菅直人の「政権を取った当時のヒットラーを思い起こす」には怒るんだというのだ。この件に関しては、今日の衆議院予算委員会で質問に立った維新の政調会長である足立康史がこれを取り上げ、岸田文雄に対しては「ちょっと休んで」いてのようなことを云った。足立康史予算委員会の質問も支離滅裂で、これが本当に京大卒で通産官僚だったのかと思うと、ゾッとする思いである。