ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

開けたなぁ

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自分で作ってみた手羽元カレー

近頃の日本は随分と開けてきたもので、今時は外国の料理がそのままに近い形で日本でも供されていて、そのほとんど日本化されていないものを日本人がそのまま受け入れて賄われているという形態が随分拡がってきているらしい。
「らしい」というのが、ほとんど私はそうしたものを食するような生活を送っていないからでもある。

初めてスリランカ風の食い物を口にしたのは、1981年の砂漠のど真ん中に作られた工事用のキャンプの食堂だった。現場作業者のほとんど、150人ほどがスリランカ人だったからだ。何でもかんでもカレー味だったので、あぁ、そういう食生活なのか、とようやくわかった。
私たちが食べていたいわゆるカレーライスとは似ても似つかない、というか、なんでもがカレーなのだった。そして今や日本には北部インド風、南部インド風、ネパール風、バングラディシュ風と様々が様々なまま提供されている。
アメ横を歩いたらわかるけれど、中国風の屋台は、中国の各地方風のまま提供されていて、それも最初はその地方出身の中国人のための店だったのに、今や普通に日本人が混ざって食べている。きっと新大久保はもっとバリエーションが豊富になっていることだろう。
 それでも多分タイやビルマ〔私は意識してビルマを使っています、軍政反対!〕の料理はどうなんだろうか、少しは日本におもねっているんだろうか。
 それでも私は多分、この先、そうした食べ物を口にすることはないような気がする。