ほぼ足りてまだ欲 その先

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込み入った夢

 多分、今朝の夢は小説にすればいいんじゃないか、というような内容だった。なぜそこが舞台となったのか、全くわからないのだけれど、岩手県の藤原というところへ行くのである。それが一緒に行っているメンバーがとても広範囲に広がっているらしく、その上結構長い日数をそこで過ごした様子。そしていよいよ今日の午後には撤収して東京へ帰るんだといっている。
 それじゃ、最後の散歩を楽しもうかと一人で気軽に出かける。風もなく陽射しが広がっている。気持ちよく山間(やまあい)の道を歩き、青空に鳥の声を聞く。あれは多分雲雀だ。
 子供の頃、家族で金網越しに程ヶ谷カントリークラブを覗ける道をハイキングしたことがある。父親はランニングになって歩いていたから暑かったんだろう。あの青空に気持ち良く鳴く雲雀を見たのが多分最後だったよなぁ。
 それにしてもなかなかみんなが帰り支度をしているであろう宿に戻る道が見つからない。そのうちにどんどん平地へ出てきてしまった。すると突然鉄道の駅が出てきた。これが意外なほどに乗降客がいて、結構ごった返している。しかし、戻るのに鉄道を利用することになるとは思わなかった。
 案内所のようなところにぐるりとできているカウンターには電話がいくつも置いてある。宿舎に電話をしなくちゃと思うんだけれど、宿舎の名前がわからない。係の人が交換手に聞いてくださいというんだけれど、宿舎の電話番号の調べようがない。
 番号案内に電話をするんだけれど、何という街の宿舎すらもわからないのだけれど、「あなたは藤原に電話したいんでしょ?」と向こうが知っている。で、それらしい宿舎の電話番号を、というんだけれど、交換手はなかなか見つけてくれない。そりゃそうだろうよ。

 あぁ、どうしよう、これでは置いて行かれてしまう、知らない街で、と心細くなってくる、その時、後ろで聞き慣れた声がする。「どうしちゃったんですか?」信州へいつも遊びに呼んでくれる学生時代からの友達だった。お〜っ!地獄に仏!彼が車で連れて帰ってくれた宿舎前には、キャンピングカーの後ろ部分が止まっていて、彼は連れて行ってくれた車をそれに繋いで引っ張って帰るようだ。そこから、三人の友達が乗ってくる。しかし、その友達同士にはこれまでのつきあいの中で、一緒になったはずはないのだけれど、不思議なことにそれぞれ楽しそうである。やれやれ、無事に帰れる、というところで目が覚めた。