米国の近現代史を殆ど見てこなかったので、先日のNHKのドキュメントを見て驚いたんだ。
「翼よ、あれがパリの灯だ」のチャールズ・リンドバーグは反ユダヤ主義に染まり、ナチスドイツに共鳴していたと。それは特に彼に限った話じゃなくて、ヘンリー・フォードだとかIBMだとか、多くの米国企業がナチスドイツに媚びて彼らを支持したという。そのためにリンドバーグはAmerica First Committeeなるものまで組織。ナチスドイツがこの戦争に勝つだろう、その後の世界を考えろと演説したそうだ。ドイツ系のアメリカ人の中にはまさにナチスドイツを支持する団体を作って示威行動までやったという。
大日本帝国が真珠湾を急襲したことをきっかけに、米国の世論は一気にルーズベルトの主張に傾き開戦するが、空軍復帰を願い出たリンドバーグをルーズベルトは許さなかった。彼は民間人として戦線に参加したというんだけれど、そんなことが許されたことにも驚く。リンドバーグは反ユダヤ主義をあからさまに標榜して一気に米国民がそっぽを向く。
バイデンの「武器貸与法」はルーズベルト以来の法制定だったそうだ。