ほぼ足りてまだ欲 その先

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世代間抗争

 書きたくない気持ちでいっぱいなんだけれど、スッキリしないから書いておく。
自分の娘ほどの年齢だけれど、エスニック料理のお店を切り盛りしながら、今年中学生になった息子を頑張って育ててる女子が、こんなことをFacebookに書いた。
 病院に行ったら、爺が怒鳴っていた。あまりにも口汚く病院の係の人を怒鳴りつけるので頭にきたと。なんで怒鳴っているのかと思ったら入り口で手をアルコールで消毒してくれといったら、俺はアレルギーがあるからできないんだとかなんとかいうことだったそうだ。
 こんなことですぐに切れる爺には辟易すると。なんで爺は偉そうに人を見下して怒鳴るんだ、と。


 すると、それに対して「50歳超えたらどんどん死んでもらいたいよね。」と書いたやつがいた。これはどうしようもない考えの浅い意見だけれど、どうも彼女につながるおおよそ同じ様な世代の人達は、次から次にどんなクソジジイがいたのかということを羅列する。牛丼屋で店員に「水!」と怒鳴るだけの爺とか、公園で平気で立ちショーベンした爺とか。見るに見かねて、「世代論で語ろうとするな、バカはどの世代にもいるじゃないか」と書いたらどうやらそれが火に油を注いだ感がある。


 ひょっとすると若者世代はどんどんSNSでこういう話で盛り上がっているんじゃないかという気になってきた。テレビだって、昔は3人で一人の高齢者を支えてきたが、今ではひとり半で支えなくてはならなくなる、というような表現をして、まるで高齢者がおんぶにだっこで現役世代のお世話になっているかのごとくに報じたりする。
 キャッシャーのところで、グズグズしている爺さん婆さんを舌打ちする連中はかならずいる。自分がすぐに、それもあっという間にそうなったときには、もうそんなことをしたことは忘れている。人間は便利にできている。


 世代間の価値観の相違を煽ることで誰が何を得するのだろう。多分こんなことは人間が集団で生活するようになってから、ずっと続いていることなんだろう。