ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

報道特集

汚染水放流については国と東電の決定を是とする雰囲気があちこちにあるのはどうしてなんだろう。
少なくとも、福島第一原子力発電所から1km沖合に放水することは国・東電組が福島の漁業従事者に対して行った約束を破って実行されていることは、どんなに言葉を操ろうとも、事実である。
ALPSによる水の除染は完璧であるというお墨付きは誰もなし得ない。それをなんで完璧なんだ、とみなすことができてしまうのか。どうも事態は怪しい。まるで箝口令でも敷かれているかの如くにどこもかしこも、TBSテレビの「報道特集」ですら「処理水」と表現している。面倒くさいからとりあえず「処理水」と呼んでいるのかもしれないけれど、それは間違っている。

報道特集」といえば、古い郊外にある木造アパートを生活保護受給者で満杯にして転売するという新たな「貧困ビジネス」を捉えていた。この種の貧困ビジネスは、事故が起きて誰かが死なないと警察も取り上げないし、ましてやマスコミも取り上げない。少なくともこの転売ビジネスはこれまで聴いたことがなかった。こういう点は「報道特集」がお手の物の分野だが、局全部がこのスタンスに立ってくれればいいのにと、本当に思う。フジテレビ・産経新聞系、日本テレビ・読売新聞系は自民党の側に立った偏った報道しかしないから少しでも真実を伝える報道スタンスを明確にしていってもらいたいと思う。

**追記**
 「まぁ、この際、海洋に放流するしかないだろうなぁ・・」と漠然と思っている方、それ、全くの間違いですから。東電にとって、それが一番費用がかからない方法だから実行しているに過ぎません。海はとにかく全部繋がっています。北に向かう海流が流れているといいますが、海流は太平洋をグルっと回っています。つまり十分に拡散されて、思いもよらない所に到達します。つまり、全地球に対して影響を及ぼすことになるのです。「誰だよ、こんなことにしたのは!?」「日本だよ、日本、あいつ日本人だろ!とっちめろ!」といわれても文句の言いようがありません。実際にやっちゃったんだから。「あいつの英語は変だぞ!」といってやられちゃうんじゃないんですよ。「あいつが海を汚したんだ!」といってやられちゃうんですから文句言えないですよ。
 「この際」って、どの際だよ。