10月6日（金）午後0時25分ごろ、栃木県那須町の朝日岳（標高1896メートル）で登山をしていた男性から「2人で登山をしたが、1人が低体温症で動けない」と110番があった。県警が捜索したところ、7日朝に那須町湯本の登山道付近で男女4人の遺体が相次いで見つかった。
ちなみに4人とは男性69歳、女性72歳、女性79歳の3人グループと男性65歳。通報したのは最後の65歳の男性と一緒に登っていた男性。金曜日は天候が悪くて風が強く救助隊は午後5時で活動を諦め、土曜日の朝6時から再開して4人を発見した。
強風は20m/sを超えていたといい、気温は一桁にまで下がっていたという。それで夜をこすのは絶望的だ。高齢者の登山は年々増えている。そうした装備を売っている店にいってみると、明らかにそれは感じる。実際に海外のチンタラしたトレッキング・コースで出会ったおばあさんたちの話を聞くともなしに聞いていると、槍だ、奥穂だ、と驚くほどの登山歴をうかがい知ることができる。こちとら高尾山だってもう嫌だ。
10月7日（土）日は各地で登山者らの遭難が相次いだ。長野県の焼岳で東京都世田谷区の男性会社員（56）が右足首を骨折したほか、山梨県や福島県などで少なくとも計11人が救助された。
