ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

こちらもガラガラ


 隣の区の図書館に返却に行く。
いつもの停留所で降りて、いつものルートを歩く。
最初の角を曲がって古本屋の通りに来ると、いつもここの区画をブツブツいいながら歩いている40歳くらいの男性とすれ違う。今では慣れてしまったので、なんともないけれど、今日のようにすれ違いざまにうわっと大きな声を出されると、知らない人だったら相当びっくりするだろう。多分病気なんだろうけれど、この近くに住んでいるのだろうか。

 大きな杉の木が立っているあたりへ来ると、あっちの木からこっちの木へ、なにか見慣れない鳥が渡っていった。ヒヨドリかと思ったんだけれど、それにしては尾羽根が長すぎる。カメラのズームを伸ばしてみると、先日不忍池で見かけた緑色のオウムの仲間だった。最初はロリキートかと思ったんだけれど、それにしては色は緑の単色で、ロリキートほどカラフルじゃないし、何しろ顔つきが全然可愛くない。日本名はワカケホンセイインコというんだそうだ。なんのことかと思ったら「輪掛本青(わかけほんせい)」つまり、首周りの輪っか(この写真の個体にはないけれど)と色(青じゃなくて緑だけれど)のことらしいよ。多分誰かが持ってきて離してしまったんだろう。日本に持ち込まれたのは1950年代みたいなことを書いているのもあるから、随分昔に日本に持ち込まれたんだねぇ。知らなかった。
 英語名:Rose-ringed Parakeet、原産地はスリランカ、インド南部と書かれている。顔がいかにも可愛くない。

 天気が良くて、陽気も良いので、六義園に行ってみる。ものの見事に人がいない。外国人観光客もほぼゼロ。そりゃそうだ、咲いているのは梅しかない。しかし、一本、嘘のように全部の花が満開になっている木があって、遠くからでも目立つくらいに満開だ。ろくすっぽ歩かずに帰ろうかと思ったんだけれど、とりあえずあの真っ白な木を見てから帰ろうと。やっぱりその木を見るしかないみたいで、何人もの人がやってきては写真にしている。六義園の中はいつ来てもカラスがでっかい面をしていて、水鳥がほとんどやってこない。あとはアオサギコサギが餌を漁っているくらいである。いつもだったらくまなく歩くところだけれど、かなり適当に歩いて、帰ってきた。