ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

030211
久しぶりに区内の室内プールに行って小一時間歩いてきた。向かう途中でやけに町が静かなことに気がついた。あ、今日はお休みの日だったんだ。会社員を降りてから学校が休みになると日にちの観念が薄れる。

そうかぁ、あまり説得力のない、わが国建国記念日であったなぁ。この日が建国記念日と呼ばれて祝日になったのは1966年からだという。ついこの前そうなったような気がしていたけど、そろそろ40年は経とうというものである。紀元節日本書紀によると神武天皇が即位した日。もちろん当時は旧暦。建国記念日はただ単に日本という国ができたことを記念する日だから、別にどの日でも良かったわけらしい。で、戦後20年以上経っても万世一系としてあがめ奉ってきた日本の天皇制を忘れられない人たちがこの紀元節をそのままどうにかして残そうとして決めたのがこの日、ということになるのだけれど、どうやら方が国会を通るときには、この日と決まっていたわけではなかったらしい。
当時私は受験生だったかで祝日となったことは知ってはいたものの、その経緯については全く自覚がない。その上、日本の新暦というものはそれが導入された明治革命直後にかなりはっきりしないまま導入されたようで、紀元節のこの2月11日という日にちそのものも本来いつなのか、あんまりはっきりしていないらしい。誰か、解説してくれる人がいないかなぁと探している。

移民の国や、戦後闘って、あるいは旧宗主国が破れることによって独立した国ではまごうことなく全国民がこぞって祝う独立記念日建国記念日があって、盛大なパレードやイベントがあって本当に喜びを噛みしめているところを見ると、羨ましいなぁという気持ちにさせられる。然(しか)るにわが国ではどうしてもアジア太平洋戦争に駆り立てるために造り上げたり引っ張り出してきた、お話をつなぎ合わせた思わせこみをそのままにしてきているから、何となく後ろめたいような、嘘臭いような印象が拭い切れない。

明治革命以降作り出してきたことをよりいっそう醸成して完成したのがアジア太平洋戦争体勢だったという考え方が妥当ではないかと思っているのだけれど、その考え方がそれこそ2600年以上前から完成していたのだとする考えを聞くと、じゃ、その間それを無視してきた武士社会を賛美して大河ドラマとして未だに放映することを許しているそっち方面思想家のメンタリティーはどうなっているのかと、考え込んでしまう。

ちなみに明日はブラジャーの日だという。えっ!・・。いろいろな日があるんだなぁ。