ほぼ足りてまだ欲 その先

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刷り込み

 金正恩はもっともっと頑迷な考えを持ったくそ野郎だと思っていました。国民をないがしろにして(それは多分今でもそう)、爺さんが作ったシステムをかたくなに踏襲することだけを考えているんだと思っていました。
 文在寅がいっているのは目先のことだけなんだろうとも思っておりました。だから、全く期待なんてしていませんでしたから、あの国境を跨いでいったり来たり、それも大の男が手を握っての行動にはハッキリってあっけにとられてしまいました。感動しました。プレスセンターで歓声が上がり、拍手が起こったのも無理のない、自然なものだったと思います。
 残念ながらわが国にとってはなにも得るものは見いだせないかも知れませんけれど、わが国が植民地政策をとっていた朝鮮半島が一歩だけでもその安定に向かうんだとしたら、それほど良いことはありませんし、わが国の植民地政策によって朝鮮半島に及ぼした様々な影響をハッキリと正対して見つめ直す必要があります。わが国は特にここのところ、歴史的事実をねじ曲げてきてしまいました。まともな国として、まともな視線と、まともな論理で見つめなくてはならないという印象を強く持つことにいたりました。
 はっきりいって、あのお二人が語り合う場面を見ていて、心底羨ましくなりました。