久しぶりに箱根に行った。かねてつれあいが手配してくれたバス日帰り。実は銀座にできて7年という関西のある宝石屋さんのお客サービスバス。ちゃんとお金は払うのだけれど、安い。その代わりにお店で宝石のお話を聞き、出かける前に見せてくれる、というもの。実際の話、宝石を買う余裕なんてあるわけではないし、あんまりこうした分野に欲求はないのだけれど、話の種に見ておいても良いかもしれないというのが本音。で、実際の話、こんな機会でもなければこんな物見ることはないだろうというものばかりであった。
ブルー・ダイヤというものを初めて見たけれど、それはそれは小さいもので、なんと一粒2100万円と書いてある。驚愕である。いくら希少価値なんだと云っても、それを欲しい！と思う人にとっての希少価値なんであって、私にとっては全く希少価値とはいえない。需要と供給とはいうものの、私とこのお店との間では全く成り立たないものである。私がアップル・ショップに行った方が目の色は違っているだろうと思う。そういわれてみると車に2〜3千万円を使う人もいるんだから、それほど大したことじゃないのかも知れない（その人たちには）。
それにしても、店員さんが（当然とはいえ）博識なのに驚く。そりゃプロなんだけれど。「えぇ〜と、少々お待ちください！」ってのが全くない。次から次に答えが出てくる。立派である。
ここのお店ではブラック・パールをミャンマで養殖しているのだそうだ。（あの、ミャンマで・・！）
