ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

箱根小涌谷の旅館

 
 母屋が建ってから150年は経つという「三河屋」さん。
 見事な銅葺きの大きな屋根を背負っている。そして、道路を挟んだ向こう側にはそれはそれは大きなツツジの庭が拡がっている。さぞかしその時期には美しい庭だろうと思われる。ここで、おいしいランチをいただく。見事な切りっぷりの刺身である。小さな固形燃料のナベもある。おいしかった。
 そして、風呂はどうやらこの旅館の中にはいくつもあるらしいが、そのうちのひとつを開放してくれている。しかも、このバスツアーには参加者が31人のうちに男性は三人しかいない(この日程では当たり前って奴だ)。そのうちのお一人は食事もそこそこにパートナーと一緒にどこかへ。若い男性は直ぐに風呂へ。私はゆっくりと休んでから風呂に行ってみるとその男性は出ようとしているところだった。つまり、男湯は私一人である。ぴりっと来る程度の温度の風呂に浸かって思いっきり手足を拡げる。つい口をつくのはやっぱりこの場合「ごくらく・・」であるべきだ。
 気がつくと外に屋根が見える。そうだ、露天がなくちゃならん。スライド扉をあけると、大きなたらいのような、昨今流行のスタイル。しかも、たった一人の客である私が身を沈めると、思いっきりざ、ざぁ〜と湯が溢れる、この気持ちよさ。(中越の皆様、本当に申しわけありません!)出たり入ったりを繰り返す。汗はひかない。後で肌がツルツルになっているのに気がつく。(君がそうして温泉で肌がツルツルになって、どうするんだ?と真顔で聞いた先輩を思い出した。)
 帳場に行って乾電池を買い求め、ようやく私の古いデジカメが役に立つ。旅館について直ぐに開けてみるとなんと電池切れであった。
宮ノ下近辺についてはこちらも楽しい:
http://www.tohomaga.com/miyanoshita.html