ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

日曜日だ、別に断らなくても

昔、良く世間嫌いの人、という話を聞いたことがある。例えば、大金持ちのヒューズっておじさんも晩年は家に籠もって出てこなかったらしい。あの人は、今で云えば「ひきこもり」じゃないだろうか。仙人のような生活をしている人がいる、というのも良くあったじゃないか。あれだって、一種のひきこもりじゃないのか?
 連れ合いとともに母の家に行く。母は少しずつ反応をしなくなりつつあり、よほどのことがないと目を向けたり、口をきいたりしない。そのままにしておくと、どんどん反応しようということがなくなる可能性があるから、枕元でどんどん話しかけてみた。すると終いに「あんたはうるさい!」と手で私をはねのけるような仕草をする。良かった、良かった。まだ、大丈夫だ。だけれども体力は確実に衰えてきている。最近あまり自分の体調が良くない長姉にたまには見に行ったらいいのに、と電話する。本人が精神的にもちょっと弱っている姉は「いっても私のことをわからないらしくて、知らん顔をする」という。そりゃしょうがないんだよ、認知症に陥っているんだからと説明する。