ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

堀江

 サンデー・プロジェクトに出演。堀紘一が「敵対的」対応。決めつける。堀江はどこに決めつける根拠があるのかと反論するけれど、多勢に無勢状況となる。田原総一郎支援。今日のこの番組のシナリオが堀江を如何に決めつけるかというものだったんだろう。だけれども、何を語っても堀江がいうように彼がやっていることは法的に如何なるところにでても間違ってはいない。これまでの私の国では、こうしたM&Aの時には黙って行動し、その当事者は堀江のように表に出てこなかっただけだ。そこが決定的に違う。
 「君はどうして共感を得られる方法をとろうとしないの?」という堀の質問は全くナンセンスであった。そんなのは堀江の勝手である。その結果堀江を支援するのかしないのかもこれまたそれぞれの勝手である。共感を得られないやり方が私の国の商習慣にそぐわないとするのはそれぞれの感覚に過ぎない。これは契約主義的文化風土が確立されていないということである。法も政策もシステムもすべて契約的概念で成り立つ社会は性善説をとってはいない。そこで性善説を主張すること、それを押しつけること自体が間違いである。彼のやり方に、あるいは彼の個性に対して好きか嫌いかというのはあっても良い。しかし、彼が法に則って行う商行為に対してそれを感情的に否定することは正義を意味しない。
ただ、堀江の信条に私は与(くみ)しないだけである。