ほぼ足りてまだ欲 その先

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談合 

 鋼製橋梁談合は道路公団副総裁の逮捕にまで至った。しかし、なんで鋼製橋梁の話だけなんだろう。わざわざここで「鋼製」橋梁といっているということはコンクリート製橋梁については談合の存在を公正取引委員会は認めていないということだろうか。これまで公正取引委員会から談合の存在を指摘されたことがある業種はたくさんある。そして、そのほとんどはなくなったことになっているけれど、実態はそうではない。
 この先どうするつもりなんだろう。あっちもこっちも摘発していくのだろうか。この際、頑張ってやるべきだけれど、多分人手が足りなくなって、どこかで止まる。
 業界も例の経団連会長の「そう簡単になくなりゃしない」という発言だけではなくて、今度は土建屋さんの業界、日建連の会長が「天下りと談合を結びつけるのはおかしい」なんて啖呵を切っている。この会長というのは伝統を持つ、花岡事件で有名な鹿島の梅田貞夫会長だと「読売」2005年7月21日23時19分が伝えている。

梅田会長は日本道路公団の鋼鉄製橋梁(きょうりょう)工事を巡る談合事件について、「談合はコンプライアンス(法令順守)の観点からもなくさないといけない」と述べた。しかし、受注企業への公団OBの天下りについては「当社も学識経験者を必要としている。知識や技術を生かす必要があれば、(官僚・公団OBを)採用していく」と述べ、天下りが官製談合の一因、との見方を否定した。

 そんなはずはないだろう!公団の第一線を引いた人をおし戴いてこないと技術的にも知識的にもやっていけないのが鹿島の実態だなんて、いったい誰が認めるというのか。笑わせてくれるなぁ。もしこの話が真実だとしたら、いったい鹿島はどうして指名入札に残れる資格を得るというのか。各分野の技術者がどれほどの数いるのか、そうした技術者リストを提出するのはなんのためなのか。これだけいるんだから、十分こんな仕事の入札に指名いただいてもご心配は要りませんよ、という証じゃないのか。いくら現場を知らないとはいえ、こんな話が通用すると思うようではもう引退した方がよいのではないだろうか。鹿島のエンジニアの皆さんは怒るべきだろう。
 そういえば道路公団の近藤総裁は国土交通省での記者会見で「任命権者としての責任は十分感じている」としたが、自らの進退については、「残り2か月、出すべきうみを出すのが私の責任。それからのことはしかるべき時に判断する」と、明言を避けた(2005年7月26日1時56分 読売新聞)そうだ。
 え?出すべきうみ?あなたに何がうみで何がうみでないかわかるとでも?うそぉ〜!