ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

今更なんでこんな夢

 社内の異動でかつて一緒に働いたことのある先輩がおられるセクションに移る。同じ会社の全く違う事業部である。これまでその事業部で働いたことはない。私がいた事業部からそこに行くと傍系から主流にやってきた、という理解をされる。必ず白いワイシャツでダークスーツじゃないとダメだ。必ずスケジュール手帳を持って歩け、社外にはこんな風に社内の伝説を作れ、この分野で最も必要な技術はこれだと思いこませろ、しかも安売りをするな、という話を初日にあっちいったりこっちいったりして強調する。とても昔の社内の雰囲気そのものの夢だった。


 当時は確かに、現実的にもそんなことを無意識のうちに意識化に刷り込んでいた。組織というものがその中にいる人間にとって、その流れに沿っていさえすれば如何に楽なのか、ということを感じる。「それっておかしいでしょう!」と流れに棹を差すのは勇気が要るだけじゃなくて、絶望的に強靱な精神力を必要とする。それでもあなたは間違ってはいないんだから、とそれを支える力が必ず必要である。しかし、そうした支える力を得るのにはそれまでの自分が重要なんだろうと思う。砺波運輸の串岡氏の人生は意味がありそうだ。
 フリーの自分をコントロールするというのはとても難しい。今の所私は成功しているようには思えない。