「石油ストーブをつけたまま寝たが、目を覚ますとストーブから炎が上がっていたため怖くなり逃げた」と供述→この結果、木造二階建て約六百平方メートルを全焼。焼け跡から男女二人の遺体が見つかった。現住建造物等放火の疑いでこの男、66歳を逮捕。（産経新聞2006年2月12日[日]）。
火事→やばい→消すor通報という回路をこの人は持たなかった。火事→やばい→逃げる、ある意味自己保身としては正しいけれど、他者を顧みるという回路がない。これが今どきの10代だという話だったら無理もないか、と思っちゃったりしそうだったのだが、この年齢を見て思考が停止した。彼は戦争中にはどんな境遇で幼少期を送ったのだろうかとまで思った。
