ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

激励に感謝

 日頃から叱咤激励をして下さる読者のお一人から「問題提議に終わり、少々読者にフラストレーションを感じさせる」とご指摘をいただいた。「意見が続発し収拾つかなくなることを恐れているようだが?」と続けて書いてこられる。仰る通りで、ここまで書いて来たこのブログを閉鎖してしまう結果となるやもしれない危険性を犯す気にならない自分の歯がゆさが確実にここにある。特に「満2年になった」ことを意識し始めてからとみにその傾向が顕著かも知れない。人間守りに回るとそうした状況を招く。
 私は淡々として何物にも動じないそんな人間に憧れるが、自分が決してそんな人間ではないことは火を見るよりも明らかである。そうは云っても何物かを発信するためにはそうした関門をくぐらなくては意味がないといえそうな気もする。そこが悩ましいところである。公的社会に名の知れた思想家やジャーナリスト、あるいは電波文明の中で十分に知られた人であればそれを盾に平気で突っ走ることができるだろう。
 しかし、私のような、情動的で、自分を押さえる術を知らない人間にそれを要求するのは無理難題だろうとは思う。それでもその中枢部に持っている「チキン・ハート」はそれを萎えさせ、一見、淡々とした風情を醸し出すだけなのである。