ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

10億円?!

「日々是好日」ブログで発見。朝日新聞のサイト(2006年06月30日19時42分)によれば「関西電力の秋山喜久・前会長(74)への退職慰労金が、10億円を上回ることになりそう」なのだそうだ。このおっさん取締役在任期間が21年にも及ぶのだそうだ。だからといってこれはないだろう。「日々是好日」ブログの著者、落合洋司弁護士もいうように、電力というインフラの供給それ自体は全くの独占事業で、その地域に暮らす人々は他の電力会社を選ぶことができない。いやだったとしたら、自分からどこか他の電力会社が電力を供給している地域に引っ越して行かなくてはならない。そんな事業を営んでいる企業がたった一人の役員のためにこれほどの巨額に登る退職金を支払う、そして、いけしゃあしゃあとそれを受け取ると云うことについての疑問、尊大な態度を変だと思わないという点がもうすでに完璧にずれてしまっている。しかし、この種の企業、例えばガス供給企業もそうだけれど、往々にして社内だけにしか通じない常識がとんでもなく一般社会の倫理観からはずれてしまっていたりする。
 首都圏にあるそんな企業でもかつて「天皇」なんて呼ばれていた役員がいくらもいた。私たちは彼らの動向をきちんと伝え続けなくてはならないと思うのだけれども、マスコミは直ぐにそれを放り出すので、注意が必要。