ほぼ足りてまだ欲 その先

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あの映画の影響?

 昨日の朝日新聞の読書欄を見ていたら「特別攻撃隊」絡みの本が4冊集めてあった。森史朗「特攻とは何か」文春新書、草柳大蔵「特攻の思想」グラフ社復刻、神坂次郎「特攻ー若者たちへの鎮魂歌」PHP文庫、「特攻最後の証言」アスペクトである。硫黄島の映画を契機に栗林中将ブームが巻き起こっているかの様な気分にさせられる「栗林」絡み出版と同じ絡みで、ある自治体の傍若無人おじさんが絡んだ映画のおかげで草柳大蔵まで呼んでこなくちゃならない状態になるんだとは思わなかった。勿論出版界も節操なんてものはそんなにきっちりあるわけじゃないか。で、なんでこのテーマで保阪正康の“「特攻」と日本人”(講談社現代新書)じゃないのかといくぶん不満一杯で記事を見やると記事の中できちんと保阪を引用しているのだった。