ほぼ足りてまだ欲 その先

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スカラシップ

 西武球団の学生に対する裏金の支給事件から端を発して、高校野球連盟の高校生に対する野球を理由とする特待生扱いをもっていた野球部を持つ高校にパニックが拡がる。日本学生野球憲章に反するとするものだけれども、どこででも、誰でもが持つ疑問、「勉強ができる学生が奨学金をもらうのとどこが違うのか」という疑問もあるけれど、「あれ?そんなのOKじゃなかったの?」という驚いた気持ちもある。倉吉北、PL、青森山田なんて学校はなんでもそうやって高校生を集めてきているって誰もがそう理解してきたじゃないか。「ウン、あそこの学校の野球部には地元の奴なんて一人もいないよ」という声はどこでも普通のように聞いてきたじゃないか。それをそのままに放り出しておいて、西武がいい始め、ベイ・スターズの那須野の契約金から始まったこの騒動は終着点が全然わからなくなってきた。「日本学生野球憲章」を見てもよく分からなかったけれど税団法人日本高校野球連盟のサイトで「アマチュア問答集 アマチュア規定違反」の問47 に「学校の制度として野球部員であることを理由とした授業料、生活費の免除(特待生制度)及び奨学金制度などはどうなるのか。答え >>いけません」と書かれている。何が根拠なんだろう。
 尤もどんなスポーツについてもスカラシップがきめ細かく設定されている米国の大規模有名大学では、そのスカラシップで多くの学生プレイヤーを集めまくり、それによって暮らしているマネジメント担当が勿論いるが、対象学生がそのスポーツ選手としての登録年数を過ぎるとそのまま放り出され、「君は成績が悪いからここから成績を向上させることがなければ退学してもらうことになる」と宣言されてしまう学生が少なからず存在し、社会問題化していた。今、この問題はどうなっているのだろうか。