家に籠もっているといわれている、いや実は謹慎中なんだけれど、お相撲さんはもう国に帰してあげたら良いんじゃないのかなぁ。本当にメンタルケアが必要なのか、あるいはふて腐れているのか知らないけれど、ふて腐れているのだとしたら、これから二場所欠場したってもうGrand Championとしての風格を保つこともできないし、いずれにしてもなんの屈託なく時間を埋めることは彼にとってもこっちにとってもできそうもないじゃないか。彼が協会に届け出た理由がどうもこれでは怪しい。憶測に過ぎないが、「俺ぐらいになれば面倒なことをやらなくたっていいじゃないか」と思ったのか、あるいはそばにいる奴が、「お前くらいになったら、書類を出したらあっちだって断れないって。モンゴルいっちゃえばこっちのもんだろう？」とけしかけたのかも知れないけれど、診断書の中身と実態が合致していないことは明確になっちゃったんだから、これから先どんなことになっても彼は言い訳のしようがない。メンタルケアのひとつとしてだけではなくて、そうした意味でも帰ることに同意をしても、もう良いんじゃないかと私は思うようになった。彼にとっては考えもしなかった結末かも知れないが、そして協会にとっても計算外の出来事かも知れないが、こういう状況は早晩きただろう。それが今来たんだろうな、きっと。
