ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

76年前完工

 何がきっかけだったのか忘れてしまったのだけれど、一昨日、web上で母校にかつて何棟か建っていた木造二階建て住宅を公開するという情報を得たので、昼飯をターミナル駅の居酒屋のランチを食べてから出かけた。どうやらとうとう解体するらしい。
 今日も先週と同じで三連休の月曜日だから学校の周りは静かなんだろうと思ったがやたらと学校に向かう、あるいは帰ろうとする学生でいつもの平日と大して変わりのない雰囲気。一体何事かと思ったら後期は月曜日の休みが多いので、月曜日のカリキュラムが消化できなくなるので、この日を休みでない月曜日とし、他の曜日をどこかで休むのだそうだ。例の「ハッピー・ホリデイ」は家族持ちには感謝されているのかも知れないし、飛び石になって効率が悪いとお嘆きのメーカー企業からは感謝されているのかも知れないが、学校は悩んでいるのだろう。三連休にするのはよいから金曜日と月曜日を一回おきに繋げるというのはどうだろうか。
 で、今日公開されていたのは1931年に竣工した木造2階建て下見板張り白色ペンキ塗のre-detached typeとでもいう建物である。

 中で写真を撮っているとやはり卒業生の大先輩にあたるであろう方が雑司ヶ谷旧宣教師館(1907年竣工)のことを教えて下さる。豊島区が管理しているので未だに現役で活用されているのだそうだ。この建物は学校の事務棟としてつい最近まで使われていたが、昨今の私学にありがちなように学生をより集めるためにどんどんこうした手間がかかってスペースの使用効率の悪い部分を廃し、現代っ子受けするキャンパスにしていく。建物の中で何人もの卒業生諸氏が職員の方に「必ず保存するべきだ」と強調しておられる。今のこの学校の経営体制は歴史を振り返る暇なんて持たず、そうした傾向をほとんど評価をしていない、遅れてやってきたブルドーザーのような姿勢だから卑しいほどにわかりやすい方針なのである。この建物はかつて数棟存在した同種の建物の最後のものである。
 ボランティア・センターが開いていたので、顔を突っ込みPCによる要約筆記講習会のビラを戴く。役に立てるのかどうかわからないけれどちょっと考えてみよう。しばらくいくと後ろから声をかける人がいる。先日美味しいところへご一緒した若者である。彼とベンチに座って話し出すとそこに二年先輩のいつも大変にお世話になっている方が通りかかる。ちょっと先の小学校でバザーをやっているんだという。じゃ、そっちにもと出かけようとするとそこに大学院の友人が通りかかる。久しぶりである。バザーに行くと、またまた懐かしい方にお会いする。今日は何という日なのだろうか。