ほぼ足りてまだ欲 その先

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地に墜ちた

 舛添厚労大臣が昨日よみうりテレビに出席して「銀行員が(保険料を)ポケットに入れるはずがない。銀行は信用できるが、社保庁は信用ならない。市町村はもっと信用ならない。ここまで公が信用ならなくなり、民のほうが信用あるのは何たることか。現実がそうなら、信用のある方を使ったほうがいい」と語った(2007年9月29日 読売新聞)、のだそうだ。役所が銀行よりなんぼか信用ならないとは情けない。しかし、銀行員もなかなかそうとばかりはいっていないのも実状だけれども、カバーされるだろう。直結している状況よりも被害が薄まることは確かだろう。
 そうそう、社保庁といえば「「年金業務・組織再生会議」(座長・本田勝彦日本たばこ産業相談役)は28日、会合を開き、社保庁職員を新組織に採用するかどうかの判断基準について、不祥事で処分を受けたかどうかを「採用にあたって考慮する重要な要素」とすることで一致した(朝日新聞2007年09月28日21時14分)と伝えられている。そんなんあたりまえやんか、と思ったのだけれども、ちょっと待てよ、そういえば横領した奴の中には処分もされずに時効になっている奴もいるんじゃなかったかとこんな考えは甘いじゃないかと。
 しかし、この記事の後半を読んでもうすっかりそんなこたぁないことを思い出した。「社保庁の報告では、1997年から2006年までの10年間に1321人の職員が懲戒処分を受けた。内訳は免職27人、停職42人、減給343人、戒告909人。訓告や厳重注意などの「矯正措置」を受けた職員も4758人いた」というのである。挙げ句の果てには「とくに昨年の国民年金保険料の不正免除問題では、1555人が矯正措置を受けた。だが、そのうち約3割の479人の勤務実績評価は、5段階で最高の「S」か、それに次ぐ「A」となっており、評価の甘さが目立つ」と、ここまで読んで、思い出したのだ。そうそう、保険料回収率を上げるためにどんどん免除扱いにしちゃったんだったなぁと。あの時からなんだこりゃと思ったものだったけれど、こいつらの諸行を知れば知るほど奥歯を噛みしめる結果となるのだ。私が奥歯の歯周病になったとしたら社保庁職員は治療費を払ってもらいたい。矯正措置を受けた職員は当然評価「D」とならなきゃ許せん。あれだけ書いたのに「B」しか貰えなかった私の高齢者福祉論の答案のことを考えたら君らは当然「D」だ!といっても説得力はないか。