母校のボランティア・センターで聴覚障がいを持つ人に対する支援のひとつとしてのパソコン筆記の講習会があるというので、出かけていった。これまでただ単にワープロソフトの画面を出して、そこに今話されていることをメモって表示する程度のことはやったことがあるが、きちんとした支援の考え方についての話を聞いたことがなかった。
ウィンドウズ対応のソフトでしかないが、LANで何人かのパソコンを結んで複数の入力者によって筆記していくソフトをフリーソフトとして提供している人がいる。入力者同志の内輪の連絡窓や、入力の互いの支援方法等があり、よく考えられている。アップル機でこのソフトを使って作業に参加しようとするとやっぱりアップルが宣伝しているようにウィンドウズを動かさなくてはならない。
利用者の利用のしやすさを考えると大学の現場ではやはり同じ学生の立場での支援者が身近にいることが必要だろう。全くのボランティア参加の講習会であるが、10名ほどの学生が参加していて心強く思う。彼らの何人かはその場で登録していた。