ほぼ足りてまだ欲 その先

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国家公務員制度改革基本法案

民社党は)「天下り禁止は政権交代してから実現すればいい」(幹部)として、基本法案に盛り込まないことを容認。労働基本権については、非現業の公務員に認められていない協約締結権について、「検討する」とした政府案を、「措置する」と表現を強めることで折り合った。(Asahi.com 2008年05月27日22時07分)

 私は「天下り」をなくさないというこの一点でこの法案は全く意味をなさないと思う。「政権交代してから実現すればよい」という決断を下したのはいったい誰なんだろうか。君たちは政権を執った時に霞ヶ関を敵に回して思い切った改革をすることができると、何故ここで確信を持つことができるのか。そして、その「政権交代」は一体いつ成立するというのか。霞ヶ関の高笑いが聞こえる。渡辺を見放したのは民社党ではないか。
 私はもうこのグズグズの自民党+公明党の政権では本質的な社会改革なんてできないと思うし、する気もないだろうとは思うけれど、今この期に「妥協」をする理由を理解できないし、したくない。
 ここをいじらずに社会保障制度も労働関係法も改革されない。
 衆院内閣委員会で賛成多数で可決された。共産党は反対。その後のぶら下がり会見で渡辺喜美行政改革担当相は感動のあまり涙をぽろぽろ。こんな大臣、初めて見た。国民新党は本会議で反対するんだそうだ。

26日に修正内容を知った町村氏は「政府案から相当かけ離れた内容じゃないか」と批判したが、成立にこだわる福田康夫首相の意向もあって、巻き返せなかった。(産経ニュース 2008.5.28 20:30)