ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

QM2

 Discovery Channelで「Queen Mary 2」の建造記録を放映していた。所有はキュナードを買い取ったCarnival Corporation./Carnival plc.で運行はキュナード・ライン。で、建造社なんだけれどフランスのChantiers de l'Atlantiqueだ。例のアルシュトム・アトランティックが関連した企業。バルバス・バウの異様さにびっくりだ。上部構造も相当に異様だ。なにしろ展望デッキも、ブリッジもあたかも砕氷船のようにすべて構造内部にある。なんだか一昔というか、いくつも昔の宇宙船のようだ。映画そのものは「とても大変なんだよ」建造記録なんだけれど、そのスケールについては確かに、ほぉ〜と唸るが、やっていることはどこの船でも同じだ。ダクトの工事がこれまた遅れているという。しかし、それをどうやって克服したのかという話がないまま船はtrailに出るところで上巻は終わってしまった。船の建造はどこにいっても同じようにやっぱり労働集約産業だ。
 排水トンで76,000トン。多分LOAは345mだというのだから見ていて面白いだろうなぁ。処女航海は2004年1月だという。主機はヴァルツィラの16気筒ディーゼルとGEのガスタービンの組み合わせのCombined Diesel And Gas turbineだとwikipediaには書いてある。バウ・スラはロールスでこれにはKamewaのペラ。キャビンがひとつひとつモジュールで造ってそれを艤装中に組み込んでいくという方式で、これには感心した。しかし、ユニットと構造との固定は一体問題はなかったのだろうか。
 乗れることなんてなさそうだけれど、一体ヨーロッパ建造の客船ってどうなのと見てみたい気持ちがいっぱいだ。
 CUNARDのサイトでも見て楽しむ程度ですかね。→ http://www.cunard.co.uk/default.asp
 SouthamptonからNew Yorkまでの6日間の航海で最低は£899と書いてあるけれど、これは窓から海は見えないに違いない。