ほぼ足りてまだ欲 その先

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芦ノ湯・松坂屋

 昨日の夕方のテレビで箱根のどこかの旅館がリニューアルして再出発するのに奮闘しているという番組だった。最近この種の企画が、温泉ブームもあるし、リフォーム・ブームもあって結構見る。それ程興味もなく見ていると、「芦ノ湯・松坂屋」だというので驚いた。しまった、そのうちそのうちといっているうちにリフォームされちゃったのかと。
 小学生の頃、水虫に悩んでいたおやじが何かといってはこの温泉に行っていた。よっぽど気に入っていたのか、正月にまで上がっていった。寒いのに。だからガキの頃から私は箱根駅伝を見ていた。寒い上に、この辺までやってくるとチームはばらけてやってくるからなかなか全部のチームが通り過ぎない。待っているのが寒かった。この温泉にも報知新聞だったか毎年泊まっていたような気がする。玄関の横に大きな字で「報知新聞ご一行様お宿」と書いてあったのは多分写真に撮っていたからなんだろうと思う。
 ここのお湯はしっかりとした硫黄の湯である。子どもの頃からこの温泉の匂いをかいでいたから私は硫黄の匂いに抵抗は全くない。そしてここのお湯はとてつもなく優雅だった記憶だけれどももう40年以上も入っていないから記憶は霞んでいる。私が小学生の時にここの息子が広い玄関のロビーで三輪車を乗り回していたのがとても違和感があったのを思い出す。昨日のテレビ番組で見ると若夫婦が主人公であるが、あの三輪車に乗っていた松坂屋の息子は今一体どうしているのだろうか。
 この旅館のリフォームは夏前に終わってこの7月からは新しい建物で営業しているようだけれど、どうもその後訪れた人の報告をブログで読むと、全部が全部作り直してしまったのではなさそうで、東館なる部分は昔のままのようである。やっぱり一度は行ってみたいけれど、ひとり一泊3万円はちょっと手が出そうにない。
 それにしてもブログのおかげで居ながらにしてこんな情報が手にはいる。