ほぼ足りてまだ欲 その先

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蛙の面に何とやら

昨年8月から1年間で退職した課長級以上の国家公務員1423人の再就職状況を公表した。許認可などで中央官庁との結び付きが強い独立行政法人公益法人(財団、社団)、特殊法人認可法人に再就職したのは590人(前年比67人増)で、平成14年の公表開始以来、最多。(産経ニュース2008.12.25 21:52)

官民人材交流センター」と「再就職等監視委員会」がなかなか始まらないけれど、あれだって始まったってそれから3年間は移行期間だなんてふざけたことを平気でいっているわけで世の中を謀っているとしか思えない。この時期に「公表以来最多」だというのだからもう大笑いするしかない。鉄面皮とか蛙の面に何とやらという表現はまさに彼らのために用意されたとしか思えないではないか。
 それでも彼らは別段法に触れたことをやっているわけではないんだとうそぶくに決まっている。そしてそういう彼らは死ぬまで、いや死んでもなにが悪いんだというに決まっている。彼らを規制することは必要ではないのか。渡辺喜美の行動には何となく演技色が感じられるけれど、彼がいっていることは決して間違ってはいない。こんなことをいうと必ず「あれをいってあとで自分の首を絞めることになるぞ」という奴もいる。国会議員としては官僚を敵に回したらやりにくくなるのは目に見えているけれど、それを公然と「敵ではない」だなんて啖呵を切るようなやり方よりは、まだ賢くはないけれど、正しい。麻生太郎はすでにあの時点でもう失格だったといっていいだろう。
 気をつけなくてはならないのは、こういう状況になると米国のブッシュではないけれど、圧倒的な不利をひっくり返すために国外に仮想的を作り出すという作戦があるということだ。