ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

藤井康栄


 昨日の夜、夕飯を終えるとあっという間に眠くなり、もぞもぞと寝てしまうと、またまた最悪なことに夜中になって目を覚ます。やりかかっていたことをそこから始めて、午前2時のラジオの時報を聴いて慌てて寝床に入るも、なかなか寝付かれず。週末のイベントのことをあれやこれや考えるうちにNHKラジオ深夜便が〔こころの時代〕になってしまい、これが前日に引き続いていたようで「松本清張の再発見(2)松本清張記念館・館長 藤井康栄」という。
 藤井は1934年生まれだというから今年で75歳ということになるのだろうけれど、その声はとても若々しくて40代のバリバリの編集者という風情である。彼女は早稲田の史学科を出て、文藝春秋の編集者として松本清張の担当をし、「昭和史発掘」の先行取材を担当したのだという。週刊文春で連載された「昭和史発掘」は1964年7月6日号から1971年4月12日号までほぼ5年間、田中義一から二・二六事件までを、毎週原稿用紙18枚書き続けたのだそうだ。
 彼女は「松本清張の残像」という文春新書(290)2002.12を書いているのだそうで、これは読んでみたいと思う。