ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

Book 1st新宿

 この2ヶ月間満足に本屋に足を向けておらず、エコポイントで図書券が手に入るまで我慢していたのだけれど、帰りに本屋に入ってしまい、ついつい、書棚に手が伸びてしまった。

占領下日本の教訓 (朝日新書)

占領下日本の教訓 (朝日新書)

 保阪は北海道の現在の二海郡八雲町の出身で話は彼が戦後すぐにまだ国民学校に入ったときの「ミンシュシュギノコ」と黒板に書かれた文字から始まる。彼の「教訓シリーズ」も「昭和史の教訓」「東京裁判の教訓」に続いて三冊目なり。
占領下日本

占領下日本

 半藤一利、竹内修司、保阪正康松本健一の座談で語る占領下の日本である。まえがきは松本が、あとがきは竹内が書いている。雑誌「東京人」がきっかけとなった座談だそうだ。
ノモンハン事件―機密文書「検閲月報」が明かす虚実 (平凡社新書)

ノモンハン事件―機密文書「検閲月報」が明かす虚実 (平凡社新書)

 どうもここのところ「ノモンハン」を目にすることが多いと思っていたら今年はあれからちょうど70年になるのだそうだ。「検閲月報」を資料として、という副題が私の興味を引いた。
 岩波新書からはこれが出ている。
ノモンハン戦争―モンゴルと満洲国 (岩波新書)

ノモンハン戦争―モンゴルと満洲国 (岩波新書)

「東京裁判」を読む

「東京裁判」を読む

 国立公文書館で公開されるようになった東京裁判の資料を日経新聞編集委員である井上亮が半藤一利保阪正康の協力を得て一年をかけて読み込み、それについての座談である。


atプラス 01

atプラス 01

 ハテナ?なんである。これまで「at」という季刊誌があったわけで、それは15号まで出ていた。店頭で「at」と覚しき、いや、まごう事なき「at」を発見したんだけれど、その表紙には「atプラス 思想と活動」としてあって「新創刊01」だと書いてある。上野千鶴子のケアの社会学も最終回が掲載されているし、柄谷行人の「世界共和国へ」に関するノートも掲載されている。しかしこの本の中にはそれを説明している文章が見つからない。で、出版元の太田出版のサイトを見てようやくわかった。

太田出版では『atプラス』に先立って、『at』を発売していました。
『at』はオルター・トレード・ジャパンが発行体となり太田出版が発売を担当してきたものですが、その契約が終了するに伴い、太田出版が新しく発行元となり内容も一新、新創刊として『atプラス』を出版することになりました。

 そういうことなんだそうだ。相変わらず季刊誌であることに変わりはないそうで、次号は11月。