ほぼ足りてまだ欲 その先

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首相選挙

 多分皆さん思いっきり突っ込んでおられると思うけれど、間接選挙システムのわが国の指導者選び制度の中で、今度は自民党の国会議員諸氏はその権利をなげうって(まぁ、放り出すという言い方が適切なのかも知れないけれど)、「誰も選ぶべき人がいません」と白紙で投票するんだといっている。
 ということはその国会議員の一人一人に投票した有権者、一人、一人(一体全体全部で何人くらいになるというのだろうか)は「この国のリーダーとしてふさわしい人は誰もいません、誰にどうやられても文句は言いません」という選択をしてしまった、ということになってしまいやしないだろうか。
 これまで三代にわたる首相を直接選挙を経ることなく任命してきたのはこの間接選挙制だから、これで良いんだと言い張ってきた政党がその直接選挙の後の首相選挙で誰にも投票しないというのは有権者から託された権利を投げ捨てるということになるわけで、これは自己矛盾も甚だしい。
 ま、この際、彼等の思想を理解しようとする、あるいは批判するのはやめておこう。もう意味がない。