ほぼ足りてまだ欲 その先

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横浜開港150周年博覧会

 全然人が来なかったというのがここ数日のニュースになっている。目標500万人だったんだけれどもその1/4も入らなかったって。ということは125万人に達しなかったということになるわけだ。発表では153日間で、約120万人だということだ。1日辺り1万人に達していないということになる。
 私はこの種のものが好きでなくて、1970年の大阪万博だっていっていない。つくばの科学博も行っていない。辛うじていったのは仕事がらみで1989年の横浜博覧会と1990年の大阪鶴見緑地で開かれた国際花と緑の博覧会だけだという実にこの種のイベントを語るにはなんの資格もない。
 これだけ想定入れ込み数と実際の有料入場客数とが食い違ったらこれは相当な赤字になるんだろうなぁと思わせるけれど、実際にはスポンサリングによるスポンサー負担なんかがあるからそうは計算できないんだろうけれど、これではスポンサリング企業としても問題になりそうだ。
 今、2016年のオリンピックだっていらねぇよといっている人がいくらもいる中で、今行っておかなくちゃもう見られない!といった危機感に駆られてこの種の催し物に押し寄せる人なんているんだろうかと疑問に思ってしまう。
 1970年の大阪万博の頃はなんだかオリンピック級の大イベントが外国からやってくるという雰囲気に日本中がインボルブされてそれのためだったら「なんでも我慢しますぜ、おれらしがない国民は黙って待っていればなんでも見せてもらえちゃうんですからね!」的な雰囲気が満ちていたわけで、そんな時代と今は比べようがない。「どこかの県立博物館で今こんな特別展示をやっています」と変わらない雰囲気で捉えられているんじゃないだろうか。私は全くお伺いする気持ちがなかった。
 賭だったんだから、それが外れちゃっただけだよ、とはいえないの?