ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

皇室の政治利用?

 揉めているのは何なんだろうかと思ったら中国から来た副主席と天皇陛下との面会が一ヶ月前までに申請しなくてはならないものをそれを過ぎてからも突っ込んだのはルール違反だということのようだ。天皇陛下もお歳だからそんなに急にたくさんスケジュールを突っ込むなという話なのかと思った。そっちの方が心配だ。もうそろそろ皇太子がその役割を代わってあげるということにすればいいのにと思うことしきり。
 「政治利用」だという指摘は、別に小沢一郎の肩を持つ訳じゃないけれど、そりゃおかしい。そんなことをいったら一ヶ月前にお願いをしようとそうじゃなかろうとそれはみんな同じで、みんな「政治利用」であることには違いない。それはこれまでもずっとそうだったはずだ。尤もその一ヶ月前というルールは天皇陛下の身体を気遣ってつい6年前に作られたルールなんだそうだ。
 とにかく先の政権がその力を失った頃とは違って今の政権は内閣支持率が先月に比べて9%も落ちてきたとはいえ、まだ60%弱を守っているわけで、その内閣を見ていると、そして失った議席のことを考えると自民党にとってはなんだか絶望的なことのように思えるものだから、必死になって防戦にあたっているんだなぁというように見える。産経新聞にもその必死ぶりがひしひしと見える。日頃から良く話題になる阿比留瑠比の署名記事に至っては、私の日頃の言動のように代名詞しか使わない。せいぜい個人のブログに書くような中身じゃないか。

 「官房長官から内閣府の外局である宮内庁の長官へという指揮命令系統を使ったということは、実質的に陛下に直接指示するのと同じだ」
 宮内庁幹部はこう指摘する。また外務省幹部の一人は、一連の政府・民主党の動きをこう言い切った。
 「亡国政権。小沢氏の意向が背後にあるのだろう」
 外交当局が、ときの政権を「中国の走狗」「亡国政権」とまで形容するのは極めて異例だ。
 一方、政府筋は14日、「前政権のルールは知らないし、報道に違和感を持っている」と語った。
msn産経ニュース2009.12.15 00:04)

 宮内庁長官という役職はなんだか偉いんだねぇと、ここに何かの芽なのか、何かの根っこだかがコツンと当たり、この辺のラインを辿って明確にしておかないと伏流水が何処かで溢れるかも知れない。
 先日のNHKの「日米開戦を語る 海軍はなぜ過ったのか」の番組評をあちこちで読んでいたら、当時の経済封鎖をそのままにしていたら国内に多くの犠牲者が発生したはずで、それを打開するために撃って出たあの判断は間違っていない、だなんて書く人が現れるような、そんな芽だか根っこだかも何処かにあるんだろうなぁ。そうした解釈するのであったら今の北朝鮮が何かを撃ち込んできても文句いえないじゃないか。